日記(〆切前の日々)
■朝曇り、夕方どしゃぶり
朝、今日到着予定の交換教員の先生に連絡。
午後に訪問することを打ち合わせて書き仕事を開始する。
戦後の浮浪児に関する林芙美子のエッセイについて書いていたら、
なんとなく美空ひばりが聞きたくなったので、
次々にかける。
♪左のポッケにゃ夢がある 右のポッケにゃチューインガム
もぐりたくなりゃマンホール♪
奇妙に明るいホームレス孤児の歌である。
それを同い年くらいの、ピンクのドレスで着飾った美空ひばりが歌う。
流行歌で歌えてしまうくらい切実な問題ではなくなったということか。
それとも。。。
雨のなか、大学へ出かけ、用事を済ませ、外国人訪問教員専用の住宅へ。
5歳の男の子は疲れてもうおねんね、ということで会えず。
IDカードや書類をお渡しし、コーヒーを一杯いただいて、
再会を約して帰る。
■梅雨の晴れ間
〆切前でテンパってきたので、ピアノのレッスンを一週間後にリスケする。
お昼は昨日買っておいた「五十番」の肉まんにたまごスープで済ませる。
がんがん書く。そしてがしがし消す。
再査読に出していた論文、メール連絡があり、掲載が決定したとのこと。
そうなるだろうーなーとは思っていたけど、とりあえず安心。
これで三本目の武田泰淳関連の論文となる。
次の四本目も半分くらいは出来ているので、
それをあげたら武田シリーズは一段落かな。
■曇り、ときどき薄日
三度目のヨガスタジオ。
インストラクターは私とおそらく同年代か少し上くらいの方である。
これで3人の違ったインストラクターさんのクラスを取ったわけだが、
それぞれ少しずつ力点が違っていて、おもしろい。
ヨガ後、おうちに帰って爆睡。
起きだして再び仕事。
Michel Jackson急死の報。
晩年の度重なる整形に歪み切った顔、
ネバーランドと名付けられた奇怪な帝国。
どちらも深い孤独とその心のアンバランスを示していて痛々しかった。
安らかに眠ってください。
■久しぶりの快晴
植物の鉢を全部外に出して、陽に当ててやる。
洗濯機を二回まわす。
ズッキーニとトマトをスライスして天日干しする。
そろそろ原稿が終わりに近づいて来た。
一番最後は冒頭部である。
今回はがちがちの論文ではなく解説なので、
本体よりもポエティックに比喩を多用して書くことに決めている。
私の中ではこれは、理論的な骨組み部分を<詩>に落としこんでいく作業。
ここが自分の納得のいくようにかけると、原稿はほぼ完成といってよい。
合間にポチポチとヨガウエアを購入。
だって、安売りだったんだもん。
かぼちゃを薄味で煮付けるも、今ひとつぼやけた味になってしまった。
干しておいたズッキーニとトマトでパスタ。
■再び晴れる
晴れると体調がよい。
<詩>部分が終ると、あとはそれに従って各セクションを<掃除>する。
私はたいがい書き過ぎているので、いらないところを削ったり、
凝りすぎているところシンプルにしたりして掃除と同じ感覚。
そろそろ終わりだと思うとご褒美が欲しくなるものである。
近くのケーキ屋さんに行き、フィナンシェなどいくつか焼き菓子を買う。
紅茶をいれて、花など眺め、一人で悦に入る。
にんげん、日々、これくらい余裕がないと、アカン。
夜は無心に海老ワンタンを作る。
にら、海老、卵白、昨日の残りのズッキーニも入れちゃえ。
で、四分の一くらい、はふはふいただき、後は冷凍庫へ。
■曇り
リスケしていただいたレッスンへ。
結局2ヶ月引っ張ったバッハのパルティータ一番を通しで見ていただき、
「うん、まとまってる」というお言葉をいただいた。ヤッタ。
これはチカダ先生、定番の褒め言葉の一つなのだ。
11月の発表会はこれでいきましょう、とのこと。
え、暗譜すんのん?
私は暗譜が大の苦手。
でも、発表会って不思議に楽譜が前にあると、
間違えるんだなー。不安になって、必要ないところまで見ちゃうから。
前回、それでボロボロだったし。
冷蔵庫にブロッコリーがごろんと残っている。
くたくたにゆでて潰してクリームスープにしてしまう。
ビタミンCもなにもあったもんじゃないけど、
野菜の青臭さが駄目なのである。
子供のころは生のトマトが嫌いで、トマトジュースは好きだった。
変な子や、と言われていたが、今考えるとよくわかる。
生のトマトはタネの部分が青臭いのである。
トマトジュースはそこを全部とってある。
■また、雨
最後にもう一度読み直して、原稿を添付で送る。
一つの長かったプロジェクトが終了だ。
でも、送った後にもう一度読み直してみたら、
直したいところがいっぱい出て来た。
後でまた新しいバージョン、送りつけたろ。

