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May 12, 2009

日記(4月終わりから5月へ)

■4月 <やまびこに乗って>
玄米おにぎりを作り、厚揚げを焼き、野沢菜を詰めたら、
東京駅に出かける。訳あって東北方面へ。
用事を済ませて東京駅に帰ると、
そーだ、Granviaにドーナッツプラントのドーナツ売ってたっけ。
4個ゲット。

■4月 <レッスンでした>
今日のレッスンは圧巻だった。

ベートーヴェンのソナタ第6番を頑張って全部さらっていったが、
第一楽章の最初がなんとなく気に入っていなかった。
でもそれがなんなのかもわかっていなかった。

ところが先生の一言で、その通りやってみると、
コレだ!この音だよ!
全体、すとんとまとまる。あっはっはあ!
チカダ先生、すごいです。

アンドラーシュ・シフさんが「なんでもっとみんなバッハを勉強しないのか」と
言っていたので、ピアノに関しては非常に影響を受けやすいワタクシ、
「今度はバッハやりたいんです」「んじゃ、パルティータの1番ね」「はーい」

いいお天気なので、死にそうになっていたミニバラをバラ用の土に植え替える。
クリーニングをピックアップし、めひじきと卵を買い、ついでに振込をして帰宅。

■5月 <身体を整える>
朝、早めに起きて書き仕事に一段落つけたところで、中野へゴー。
今日は武術家であり整体師でもある荒井先生の身体ワークショップである。

知り合い数人でやるのかと思っていたら、
太極拳のクラブのようなおばさまたち、先生のお弟子さんだという若い柔道家青年たち、
バレエをやってるという見目麗しき少女たちがいて、総勢30名ほどであった。

先生の指示に従って体の部位を意識しながら、曲げたり歩いたり。
先生の基本は武術であるからして、腰を落としてすり足でお歩きになる姿勢は、
まさに日本舞踊とかお能のそれである。
対してバレエの少女たちの動きは美しいが、腰の位置が先生のとは異なっている。
ポイントがわずかに上にあるのだ。
だから先生のおっしゃるような地に近い動きをするのに苦戦している。
そりゃ、天高く飛ぶ踊りなんだもんなあ。

太極拳などは近いのかと思ったが、どうやらそうでもないらしい。
おばさまたちもそれなりに苦戦しておられる。
考えてみりゃ、太極拳は歩かないもんね。

しかし、バレエでも柔道でも太極拳でもない私たちのグループが、
もっとも苦戦していたのは言うまでもない。
体を持て余してぎっくりしゃっくり歩いては、お互いを見て苦笑。

でも体を曲げるいくつかの動きは、ヨガにもある動きである。
なるほど、勉強になりました。

■5月
朝は書き仕事、午後は読み仕事。
お天気が悪いので、買い物にもでなかった。
家にいてスクリーンを眺めていると、やることは一つ。
通販の買い物である。

シフのパルティータ全曲のCDをまず買い、
ミネラル・ウォーターを買い、おやつ(ダイエット用の)を買い、
すでにお店で試着しておいた靴がセールになってたのを買い、
とここまではとりあえず必需品。

あとちょこっと趣味に走って文房具やさんをのぞき、
2ミリの芯ホルダーを購入。

もちろん、このほかにアマゾンのマーケットプレイスと「日本の古本屋」のサイトで、
今している書き物関係のものをがんがんとオーダーする。
これやると、書くモチベーションが上がるんだよねえ。

■5月
朝は書き仕事、午後は読み仕事。
間の休憩で、ダイソンくんをかける。

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見舞う


訳あってある方の入院のお見舞いをしたいと思った。
なにを持っていくべきか。

スタンダードは花だろうけれど、人付き合いの多い方である。
花はもうたくさんもらっておられるかもしれない。
それに知らない街まで行かねばならないので、
センスのいい花束を作ってくれる店など知らない。
とりあえずゴージャスだったらいいだろう、と言わんばかりに詰め込まれた花束は、
私は大嫌いである。


母に相談をした。
「なんか香りもんがええんちゃう」と即答が帰ってきた。
「なんで?」
「前に贈ってすごい喜ばれたことがあんねん」

入院となると服の着替えなどはままならない。
しかし、日常より多くの他人に会わなければならない。
もちろん病人なのだから着飾ってる必要なんかないのだが、
やっぱり何か「着替える」という行為に代わることがしたくなるだろう、
そのときのために「重宝したはってん」という。

なるほど、とは思ったが、香りを選ぶというのはなかなか難しい。
好みがはっきりしているからだ。
香水は強烈すぎて病人には向かないだろう。
純正のアロマオイルは医療効果もあるらしいので、
治療のさまたげになってはいけない。

ルームスプレイにもなるオーデコロンで、
できるだけ自然の香りに近いもの。
結局、フィレンツェの修道院で中世以来の製法で作られているという、
ふんわりとした香りのオーデコロンを選んだ。


ただ、買おうと思っていた小瓶がなかった。
入院の期間内に使い切るのは無理な量を買ってしまうことになった。
香りと記憶は密接に関わりあっている。
病気の記憶が香りになって元気になった後にも残るのは、
いかがなものか、とお見舞いから帰ってから考えてしまった。

その点、生花はよい。短命だからである。
病室を去るときに惜しげもなく捨てていくことができる。
そうか、習慣には本当に理由があるのだな、と思ったことであった。

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