久しぶりの日記(7月前半)
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木曜日の朝だけは、ベッドのなかで「ゲゲゲの女房」を見ることを
自分に許している。
背中が板のようになっているのをほぐしつつ、
絵に描いたような貧乏をテレビの中に見る。
数週間後には抜け出していることを視聴者全員が了解している、
予定調和の貧乏である。
客員教員で来たスタンフォードの友人が、
「西海岸で一番おいしい」コーヒーを持ってきてくれたので、
それをいれてみる。
少し濃いめに、というご指示通り、いつもより分量を多くしてみた。
なるほど、おいしい。
明日はもう少しだけ濃くしてみよう。
さて、ワークショップ関連のメールを数本書かねばならぬ。
お仕事、お仕事。
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伸び放題でぼうぼうになってしまった髪を切りに美容院へ。
初めてのところだけど、担当のおにいさんがちょいとかっこいい。
手入れしないんですか、と呆れられる。
特にトリートメントもしないし、ムースも嫌い。
「手がかからなくてもちゃんとなる髪型」をお願いする。
ショート、お似合いになると思いますよ、とかっこいいおにいさんが
言ってくれるので、あらそう、とその気になり、
かなりばっさりと切る。
大正時代のモガみたいになった。
来週の授業、谷崎潤一郎の『痴人の愛』だからまあよかろ。
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卒業生のAが訪ねて来る。
私のクラスにいたときもよく喋り、なかなか黙らせるのに苦労をしたが、
相変わらずよく喋る。
一時間半をほとんど一人で喋りまくって帰った。
University of Michigan で院生をやっているのだとかで、
院生用のアパートの話をしようとするから、
「知ってるよ、だって、私はAnn Arborに5年も住んでたんだよ」
というと驚いている。
一つ授業を取っただけの付き合いでも、
こうして来てくれる。
ええ商売やな、教師というのは。

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