中級演習関連

March 30, 2007

中級演習の日本語シラバス


もっと早く出すはずだったのですが、諸般の事情で遅れました。
ごめんなさい。

この授業は、小説を日本語で読んでその分析方法を学ぶ授業です。
教科書は、英語版のシラバスに載っている通り。
どれもなかなかの傑作ばかりですよ。


この授業はしたがって、以下のような人たちに向いています。

(1)文学は読んでみたいなあと思ってはいたけど、
どうやって読めばいいのかいまいちわからん、と思っていた人。

(2)人生で大切だと思われるテーマ(今年は「愛」「暴力」
「差別」「死」「国家」です)について、
クラスメートと話し合ってみたいと思っていた人。

(3)文学理論の基礎、表現分析の基礎について、
きちんと学んでみたいと思っていた人。

(4)日本語で近代文学の傑作に触れてみたいと思っていた人。

(5)<ことば>について深く学んでみたいと思っていた人。


テーマごとに、一つの中篇小説を読みます。
2週間に一本くらいの計算になりますから、さほど多くはありません。
それに小説ですから、論説文を読むより早く読めるはずです。

授業の前に、全員がその課題を読んできてもらうことは、
もう授業の前提です。
そうでなければ、ディスカッションができません。
ディスカッションができなければ、私の授業は成立しません。

それから、2週間に一度、コメント・シートというショート・エッセイを、
書いていただきます。
それぞれの作品に対する、あなたなりの分析を書くものです。
書き方は授業中にちゃんと説明します。

最後に長い研究レポートを提出してもらいますが、
これも事前にワークショップをやりますから大丈夫。
ちゃんと、書けるようにしてあげます。


いつも言っていることなのですが、私の授業はライブです。
その場にいて、<ことば>を交換して、
なにかを「感じて」もらうことが一番重要です。

だから、授業にきちんと出てこない人、課題をこなせない人は、
この演習には向いていませんから、来ないでいただきたい。
他の学生の邪魔になるだけです。

昨年は、とても熱心な学生ばかりがいて、とても楽しい中級演習でした。
今年も、ぜひそうなりますように。

では、4月10日にお目にかかりましょう!

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January 26, 2006

Spring 2006の授業について②

<中級演習について(続き)>

■課題は、とりあえず今のところ、谷崎潤一郎の「春琴抄」(Love)、
トルストイの『イワン・イリッチの死』、大岡昇平『野火』(Death)、
葉山芳樹「淫売婦」(Poverty)、カフカ『変身』(Violence)、
李良枝「由ヒ」(Nation)などを予定しています。

■課題の本を全部買うと高くつくと思う人がいるかもしれません。
また、一冊の中で全部読むとは限りませんから、
図書館の本で済ませてお金を浮かせたいと
思う人がいるかもしれません。

でも、私は皆さんに本を買ってほしい。

なぜなら、私は皆さんに本を汚しながら読むくせを
つけていただきたいからです。

これから先、皆さんは大学生活を終えるまでに、
いや、社会人になってからでも本を多く読まねばなりません。
もしかしたら、社会人になってからの方が真剣に
勉強しなくてはならなくなるかもしれません。
本を読む訓練は、身につけておいて絶対に損はない。

■もう一度いいますが、授業にはしっかり出席してください。
私の授業はライブ・イベントです。

私が<ことば>を投げかけ、
それに応えて皆さんがなんとか自分の感じたこと、
考えたことを表現しようとして自分の<ことば>を模索していく。

自己表現の格闘。
それが90分続く<ことば>のライブです。

参加しない人は、この授業をとっている意味がない。

■4月に皆さんに出会えるのを楽しみにしています。


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January 25, 2006

Spring 2006の授業について①

<中級演習>

英語のシラバスにも書いたように、この中級演習は以下の人たちのためにデザインされています。

(1)文学を読んでみたいと思っていたが、どんな風にすればよいのかわからないという人
(2)人生において重要だと思われるagendaーーLove, Death, Poverty, Violence, Nationーーについて、クラスメートたちと語り合ってみたいと考えている人
(3)文学を読むだけでなく、分析するための知識を身につけたいと考えている人
(4)<ことば>の持つ力に魅力を感じ、その秘密を知りたいと願っている人

注意事項は以下の通りです。
(1)授業では、上記の5つのトピックに関連した文学作品を日本語で読んでいきますので、日本語の語学力が必要です。
(2)議論が中心の授業になりますが、議論の共通言語は英語と日本語です。
(3)議論が中心の授業だということは、出席が大きなウエイトを占めるということです。授業にきちんと出てこられない人は単位をあげることはできませんので注意してください。
(4)成績は出席・タームペーパーのほかに、毎週課される書き物があります。たくさん書く課題があることを覚悟して履修してください。全部提出しないと、単位は出しません。
(5)タームペーパーは日本語で書いていただきます。

これは演習ですから、学生が主体になる授業です。私の役目は皆さんが持っている読む力をできるだけ引き出し、それらについて書くことを通して思考能力を育てるお手伝いをすることです。自主的かつ積極的に課題に取り組むことができない人は、授業の妨げになりますので、履修しないでください。 (続く)


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